ずっとアニメが好きだった(その2)
〜ロマンアルバム「宇宙戦艦ヤマト」(前編)〜
僕がアニメの世界にどっぷりハマるきっかけとなった「ヤマト」。それを後押ししたというか、決定的にしたのがヤマトの本格的なムック本として徳間書店が発行したロマンアルバムである。僕が持っているのは第2刷なので発売後スグに買ったわけではなかったようだ。
本の内容は、松本先生のイラストによるスターシャのピンナップ、カラーグラビア「Memories of Yamato」があり、以下「ヤマト航海日誌」「名セリフ集」「設定資料集」「全放映リスト」「ヤマト製作夜話(裏話みたいなもの)」と続く。終盤4ページに映画公開日のリポート、そしてファンの活動についての記事があり、最終ページには西崎Pのメッセージが掲載されている。
スターシャのピンナップはサインに「1977」とあるから描き下ろしのようである。よく見る正面からのアレではなく肩越しに微笑みかける色っぽいカットだ。カラーグラビアは本編のスチール写真ではなく、なんとすべて描き下ろし・・・しかしながら絵がかなりトホホなのである。まあ分かりやすく言えば低年齢向けのアニメ絵本、しかも出来の悪い部類の・・・って感じの絵だ。これには参った。すでに絵の良し悪しを見分けるくらいには成長していたのでかなり脱力した。そもそも本編のカラー写真は表紙を除くと掲載されておらず、相当ガッカリした覚えがある。
実はこのロマンアルバムシリーズには当初「テレビランド増刊」という冠がついていた。つまり児童向けのテレビ雑誌の編集部が「アニメのムック本を作れと言われたもののどう作っていいのやら」というとまどいがこのカラーグラビアに現れているように思う。あるいはターゲットをマニアに絞って編集して、もしも売れなかったらヤバいので間違って子供が買っても大丈夫な内容にしたかのどちらかである、きっと。製作スタッフや声優さんのインタビューが全くないことからも、編集部は「そういうところ」に興味を持っているファンがいるということは知っていても、まだ雑誌のターゲットとして想定するには難しかったのだろう。
(後編へ続く)
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コメント
たしかにトホホ~な画ですね(^_^;)
最近再度凄く実感してますが、トレスは本当に重要です。
動画マン(トレス)によってトホホがオオ~!になる事もあります!
動画も賃金を考えて欲しいですよね(^_^;)
投稿 ダヲス | 2008年4月25日 (金) 22時12分
みなさまのように絵を描かれる・・ということをしない(できない)ワタクシですが、この画像のスゴさはわかります(爆)
クリックしてビックリ・・・
輪郭の線も、雪のまつげの太さも、どことっても一緒ですね〜
塗り絵かな?(爆)
ところで、このページの左上の方にチャーリー浜が居てますね。
投稿 れいこはん | 2008年4月25日 (金) 23時44分
同じロマンアルバムを持ってましたが…こんなにキョーレツなトホホ絵だったとは!
ヤマトという名のパチモン?
当時の自分が、こんなもんだと割り切って眺めてたのか、それとも素敵(はぁと)と思って眺めてたのか…うーん前者だと思いたい…
言われてみれば児童書の扱いだったかもです。
絵本と同じ棚に売ってたような…(´・ω・`)
再放送で反響はあったものの客層が絞れず、恐る恐る出版してみました…という感じかもですね。
投稿 crockett | 2008年4月26日 (土) 00時58分
ダヲスさん
この絵はトレス以前の問題みたいですね。
自分で絵を描いていても下絵のニュアンスを生かし切れないでいることが多く、いつもジレンマを感じます。線をクリンナップすると何かが違ってきてしまってなかなか納得できないです。
れいこはん
いや〜、ホンマに・・・当時のワタシのガッカリ感といったらなかったです。
チャーリー浜。お気づきですか?おおきにです。
れいこはんなら絶対お気づきになるやろと思てました。ちなみにもう一カ所・・・。
crockettさま
私は「なんやねんコレは・・・」と絶句しました。ですからこのロマンアルバムでは満足出来ずに、その後フィルムのカラー写真が少しでも載ってる本(例の小説版とか)を探しまくりました。
ヤマト本ではないのですが、実はこの後とある雑誌が朝日ソノラマから発行されます(ご存じかも)。それは完全に当時のコアなアニメファンにターゲットを絞った本で、アニメの世界を知る上でとても貴重な本でした。ヤマトのカラー写真もたくさん掲載されていました。その本についてもいずれまた触れるつもりです。
投稿 AKIRA | 2008年4月26日 (土) 01時27分
カラーグラビア「全て描きおろし」なのに…せめて瞳に星が入っていたら…線に強弱やあっさりと影でもあったらうんと印象も違っていたと思われるなんとも残念イラストですね。。。(´`)
でも、私にとってはロマンアルバムの表紙は良ーく存じてますが中味を見た事がなかったのでAKIRAさんはかつて脱力なさったものでも拝見できて嬉しいです♪(*^^*)
本文はほぼカラー無しなのですね…(今後の為?にメモメモ)
後編…どんなお話が聞けるのでしょうか☆(≧ω≦)
投稿 あおゐ | 2008年4月26日 (土) 01時36分
あおゐさま
この本を買った時はたしかにガッカリしましたが、それも今となってはいい想い出です。この本が後のアニメージュ創刊につながったことは間違いありませんし、出来はどうあれ記念すべき1冊です。
投稿 AKIRA | 2008年4月26日 (土) 11時08分