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2008年10月26日 (日)

リアル鉄五郎

「鉄五郎」とは水島新司の傑作野球漫画「野球狂の詩」に登場する、50歳を過ぎてもなお現役を続けるプロ野球の投手岩田鉄五郎のことだ。

今日、アメリカ大リーグのワールドシリーズ第3戦に先発登板したフィリーズのジェイミー・モイヤーは今年の誕生日(11月18日)が来れば46歳になる超ベテランの左腕投手で「リアル鉄五郎」に最も近い選手だ。今日の試合が自身初のワールドシリーズ登板であり、もし勝ち投手になっていれば史上最年長のワールドシリーズ勝ち投手になるところだった。リードして降板したもののチームは同点に追いつかれ勝ち星はつかなかったが、絶妙のコントロールとテンポの良い投球で岩村を初めとする若いレイズ打線をほんろうした。
今季は16勝7敗でチームの勝ち頭。投球回数196回1/3は28歳の松坂より34イニングも多い。クレメンスやジョンソンなど速球派の華やかな選手ではないため、日本ではあまり知られていはいないが、38歳で初の20勝、40歳で自己最多の21勝を挙げ、通算でも246勝185敗という名投手である。2005年までマリナーズに在籍していたのでもしかしたら憶えている人もいるかもしれない。

日本で岩田鉄五郎に最も近い投手といえば、現役最年長投手の工藤公康(45歳)だが、この数年は成績が芳しくなく来年の成績しだいでは現役続行が危うい。そういう意味で楽しみなのは43歳にして今年11勝を挙げ、通算200勝も達成した山本昌だろうか。身体が頑丈で、もともと速球派でないだけにまだまだ長く活躍出来そうな予感がある。
ちなみに日本球界の最年長登板記録は元阪急ブレーブスの浜崎真二で48歳10ヶ月。
大リーグはというと「史上最高の投手」と言われたサッチェル・ペイジの「59歳」とされている。ただし、これはあくまでも「公称」。実際はもっと年をとっており60歳を過ぎていたという説もある。というのもペイジは戦前生まれ(1906年とされている)の黒人であり、生年月日が正確かどうか分からなかったのだ。そして彼の全盛期、大リーグは白人だけの世界でありペイジが活躍したのは黒人だけのリーグ「ニグロ・リーグ」だったのだ。そのため大リーグ入りしたのは1948年、42歳の時でありすでに全盛期を過ぎていた。それでも、当時ペイジが契約したインディアンスのエース「火の玉投手」と呼ばれた速球投手のボブ・フェラーは「サッチェルのボールに比べたら私のボールなどスローボールみたいだよ」と言ったそうだ。

淡々と、しかしきっとその心の奥には熱いモノを秘めながら投げていたモイヤー投手。ワールドシリーズとは縁のない環境(マリナーズで地区優勝は2度経験した)で投げ続けてきた彼のピッチングと、年齢よりも老けて見える顔(そういえばどことなく鉄五郎に似ている)を見ていると、なんとなく弱小メッツで孤軍奮闘していた岩田鉄五郎を思い出したのであった。

Photo←こうして改めて描いてみると随分年寄りくさい。今時の50歳ってもっと若々しいよな〜。ていうか30数年前だとしてもちょっと老けすぎかも。まあ孫もいる「おじいちゃん」なんだけど。

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コメント

リアル岩田鉄五郎になりつつあるのは、下柳投手だと思っている下様信者でございます。lovely
山本昌もアリですね。工藤と違って故障も少なく、太く長く続きそうな予感がします。
確かにご指摘のモイヤーの老け顔は鉄五郎の雰囲気ありますネ。
城島とコンビ組んでたイメージがあったんですが、フィリーズに移ってたんですね!(知らなかった…)


今回のワールドシリーズは、どちらを応援しようか迷います。元近鉄の「赤鬼マニエル監督」も忘れがたいし…岩村も応援したいし…

投稿: crockett | 2008年10月27日 (月) 00時56分

鉄五郎・・・なつかしい響きでございますよ。
子供時代は普通に流していましたが、今あらためて見ると「ごっついじいさん顔」ですね(爆)
もう年金を貰ってるっぽい雰囲気です・・・


今日の試合はえらい遅までやってたんですね。ファンもエラいけど、一番えらかったのはモイヤーですね。
ワタシもクロさんと同じく、「下柳=モイヤー」説を唱えたいです。山本昌と彼はホンマに丈夫で、いったいいつまで活躍し続けてくれはるんやろうと楽しみでしょうがないです。


ちなみにワタシは、同じ西宮市民として、田口のいてはるフィリーズを応援したいんですが、やはり岩村に花を持たせてあげるべきかと・・・
ダメダメチームが急に強なって、勢いで優勝出来ることってあまり無いことですからね。
そういうダメダメチームを応援するように遺伝子に組み込まれているようです(爆)

投稿: れいこはん | 2008年10月27日 (月) 01時16分

crockett様、れいこはん、まとめてのレスですんません!

下柳も充分可能性を感じさせますよね。今回はとりあえず年長者優先で書きました。シモはまだ40代になったばっかし(未だにアレが年下とは思えまへんが)なんで、今回は割愛させてもらいました。老け顔ではトップ候補ですけど。


私は一応レイズの方に付いてるんですけど、あのマニエル率いるフィリーズを応援したい気持ちもかなり持ってます。メジャーではかなり歴史あるチームなんで、そういうチームにも頑張って欲しいし・・・。ちなみにフィリーズのヴィクトリーノという選手は祖父が日本人だそうです。日本で活躍したマニエルが監督で、田口や岩村がいて、日本人の血を引く選手がいるという日本との因縁浅からぬワールドシリーズですな。
それにしてもどちらが優勝するにしてもこれで4年連続日本人がチャンピオンリングを手にするわけで、すごい時代になったもんやと思いますワ・・・。

投稿: AKIRA | 2008年10月27日 (月) 02時13分

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