アニメソング

BS熱中夜話ヒーローソングナイト

昨夜、NHKBSで「熱中夜話 ヒーローソングナイト」が放送された。今年から放送が始まった、マンガ夜話やアニメ夜話の延長線上にある番組でテーマを絞ってその道のマニア(一般参加者)が熱く語るという趣旨の番組だ。昨夜は最初の10分弱を見逃したが、番組開始当初に比べて一般参加者の発言機会が少なくなっていてマンガ夜話、BS夜話的になっていた(ゲストのトークが中心になっていた)ように思う。最初の「ウルトラナイト」以降見ていなかったのでほかのテーマがどんな感じだったかは分からないのだが、個人的には一般の人がテレビで発言するような番組はあまり好きではないのでゲストの人選さえ適切であれば、昨夜のような路線に向かうのはむしろ歓迎だ。

さて、昨夜のテーマの「ヒーローソング」であるが、番組を見る限り「ヒーローソング」の定義があいまいすぎだったと思う。「ヒーロー」という言葉のイメージと、この番組のターゲットを考えれば「特撮やアニメの単体または戦隊およびロボットもののヒーロー」に限定した方が面白かったように思う。「宇宙戦艦ヤマト」や「銀河鉄道999」までが取り上げられたためやや焦点がずれてしまった感がある。特にささきいさお氏がゲストであったので後半の話が「ヤマト」の話に傾きすぎていた。ささき氏は特撮ヒーローものの主題歌もたくさん唄われていたのでそっち方面の話がもう少し聞きたいところではあった(ジャッカー電撃隊についてのお話が少しあったが)。

とはいえ、正直なところはけっこう楽しめた。

焦点がずれたなどと上で書いたが、それでもささき氏の歌は相変わらず素晴らしかったし「ヤマト」と「真っ赤なスカーフ」はいつ聞いても泣いてしまう。番組中で唐沢俊一氏が「ヤマトの主題歌は完全に時代を変えた。ヤマトがなければこの番組もなかった」と言っていたが、本当にその通りだと思う。真っ赤なスカーフなんて、ヤマトを知らない人が聞いたら普通に歌謡曲だと思うのではないだろうか。それほどにアニメのエンディングとしては画期的な名曲だった。

田中公平氏による、ヒーローもの主題歌の「2大巨匠」菊池俊輔氏と渡辺宙明氏についての考察も面白かった。唐沢俊一氏も番組中で述べてたように、この2人の名前は僕くらいの世代ならばみんな頭に刷り込まれているはずだ。メロディー重視の菊池氏とサウンド重視の渡辺氏というのは実に分かりやすく、それぞれの代表曲「ゲッターロボ」と「マジンガーZ」(これはそのまま巨大ロボットアニメの2大代表曲と言ってもいいだろう)を例にとっての解説が「なるほど」と思わせる内容だった(僕は音楽の知識がないのと文章表現力が貧困なため、このあたりのことを分かりやすく書けないのが情けないのだが)。菊池氏の代表曲として紹介されたもう一曲、「タイガーマスク」がいかに美しいメロディーラインであるかということを田中氏がピアノを弾きながら解説していたが、激しく納得、というか同意できる。特にイントロ部のメロディーは今でも聞く度にぞくぞくする。田中氏は何も知らないで聞いたらアニメの曲とは思えないというようなことをおっしゃってたが、本当にそう思う。新田洋(森本英世)氏の甘い声とどこか哀愁を帯びたメロディーの主題歌は本編の内容ともマッチし、ヒーローソング史上でも屈指の名曲だと言えるだろう。

僕らが聞いていた数多くのアニメや特撮の主題歌は本当のプロたちが作った楽曲だ。ひいき目なしに素晴らしい曲が本当にたくさんあったと断言する。僕らはいつだって歌と共に映像が頭をかけめぐり一瞬にして時を超えることが出来る。それは僕らの世代の共通体験としていつも心にあって、イントロを聴けばいつでも誰とでも心を一つに出来るのだ。

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アニメソングは永遠に

今日、NHKBSで毎年恒例の「BS永遠の音楽 アニメソング大全集」が放送された。
「四天王」こと佐々木功、堀江美都子、水木一郎、前川陽子各氏のレギュラー(?)に加え、今年はオバQの石川進さんやサリーちゃんのスリーグレイセスらが出演された。タイガーマスクの新田洋こと森本英世@うぉんちゅー!さんも初めてのご出演ではなかったかと思う。しかし、個人的に一番のサプライズは初代009を歌われた「マイスタージンガー」の面々だった。これには本当に驚いた。TVアニメ黎明期の名曲をまさかオリジナル歌手の生唄(テレビだけど)で聴けるとは思ってもみなかったのだ。さすがに声にはお歳を感じるのだがそんなことはどうでも良くなるほどの感激だった。贅沢を言えばエンディング曲も歌って欲しかったところではあった。そして、せっかくゲストに来ていただいたのだからお話を伺いたかった。
けれど、今年は亜土ちゃんが(“ちゃん”づけは失礼かも知れないがやはり“亜土ちゃん”だ)「すきすきソング」を唄ってくれたのもうれしかった。しかもフルコーラスを踊りながらである。カッコイイ!若い!この亜土ちゃんもそうだが、現役で唄ってらっしゃる方々、本当にお若い。僕がこの番組を見ていつも思うのはそのことだ。アニソンは若さを保つ秘訣なのかも知れない。そして子供の頃から聴いていた歌を今も変わらぬ声で歌われている方々を見て僕もまた元気になれるのだ。

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アニメージュ増刊「アニメソング・ヒット全集」の第1集。1979年発行。
僕は6集までを持っている。
僕らはアニメ主題歌が本当に「アニメソング」だった時代に育ったのだと思う。

こうしてたくさんの曲を聴いていて思うのは、ひいき目なしに見ても本当にいい曲が多いということ。憶えやすく歌いやすく、作品世界とマッチしていた昔のアニソン。作品世界とマッチしているということは替えがきかないということだ。ひとつのアニソンはひとつのアニメにしか結びつかない。それが想い出とリンクし忘れられない大事なモノになるのだと僕は思う。
昨今のJ-POP歌手が歌っているアニソンは本当にその作品世界にマッチしているのだろうか?定期的に新しい曲に変わる主題歌は今の子供たちの大切な想い出になってるのだろうか?
僕はいつの時代もアニメソングが子供たちにとって大切な想い出であるように願ってやまない。消費され、捨てられ、忘れられていくものではなく、何十年か後にも同じようにみんなが歌えて元気になれるアニソンであって欲しい・・・アニメソングは永遠にそういう存在であって欲しいと心からそう思う。

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