ジョージ・マッケンジー阪神へ!
現役メジャーリーガーで、強肩・強打の捕手ジョージ・マッケンジー(前マリナーズ)が日本の阪神タイガースへ移籍することが決まった。メジャーの現役捕手が日本球界へ移籍するのは初めてのこと。この2年はケガやチーム事情から出場機会は減り成績は芳しくなかったものの力は衰えていないという思いから日本球界へ働き場所を求めていた。主力捕手の矢野と4番打者の金本が40歳を超えた阪神がいち早く獲得に動き、捕手と主力打者を一度に手に入れた形となった。
ジョージ・マッケンジーはまだ33歳。近年は捕手の選手寿命も長くなっており身体が万全なら期待通りの働きをするだろう。
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・・・なんてね。
大リーグ・マリナーズから日本球界への復帰を表明していた城島健司が阪神タイガースへ入団することが決まった。5年ぶりの日本球界復帰となる。
この2年は思うような働きが出来ずに内心忸怩たるものがあったことは想像に難くない。出番が増えそうにないマリナーズにいるよりはたくさん試合に出られる日本に戻るというのは理解できる話だ。
しかし、僕は残念だ。
城島なら間違いなくメジャーでもトップクラスの捕手になれたと思うからだ。打力、キャッチングやスローイング、ブロックの技術においても城島がメジャーの捕手に見劣りすることは何一つない。問題はリードだった。
城島は日本でいう「キャッチャータイプ」ではない性格で、ノムさんがWBCで批判していたように「自分の思うようにやりたい」タイプであり、投手を自分の支配下に置きたがる傾向が強い。それが個人主義で自己主張の強いアメリカの投手には受け入れられなかった。城島のリードの良し悪しではない。言うなればそれは文化的違いである。城島がそれを理解し変えていく、あるいはマリナーズが城島のリードを理解し受け入れるには、あまりにも障害が大きかったのだと思う。城島のリードを理解し、信頼する監督やコーチがいればまた違っていただろう。そこもまた城島の不運ではあった。
投手のレベルが高ければ、城島のリードに応えることも出来たかも知れないし、城島の考えに耳を傾ける余裕もあったかもしれない。日本野球を熟知したヒルマン監督(ロイヤルズ)のような指揮官だったらどうだったかとも思う。
もう一点残念なのは、メジャーリーグが更に上のレベルへステップアップするチャンスを逃したのではないかということだ。
僕は基本的にメジャー至上主義である。メジャーリーグはいつも一番であってほしい。だけど、最近はそうでもなくなりつつある。そこに日本野球、特にバッテリーのコンビネーションは日本から学ぶところが多いのではないかと思う。日本流にやれというのではない。良いところは積極的に取り入れるべきだと思う。僕は城島がそのさきがけとなることを期待していたのである。
今後、日本の捕手が大リーグでレギュラーになれる可能性はあるのだろうか?日本で一流になればなるほどそれは難しいかもしれない。メジャーリーグが日本の野球から学ぼうという明確な目的を持って日本人捕手を獲得しない限りは(それ以前に頑丈な肉体なども考えると城島ほどの捕手はそうそう現れないだろうけど)。
ただ、才能ある若い捕手が日本のプロ野球を経ずしてメジャー入りすれば可能性はあるだろう。ただし、それは「アメリカ的野球」の教育を受けるということにほかならないのだが。
ともあれ、阪神はいい補強をした。
城島を5番に据えれば、新井は気楽に打てるだろうし、金本にかかる負担が減ることでまだまだ金本も活躍できるだろう。城島自身も捕手としてまだまだ矢野から学ぶこともあるはずだし、捕手としてもさらなるレベルアップが望める。
ただ、今回の補強が現場レベル(真弓監督)とのコンセンサスを得た上でのことなのか、星野SDのスタンドプレーではないのか、そして性格的に我の強い城島が屈指の人気を誇るチームで浮いてしまわないか・・・などが気がかりではある。
いずれにせよ来シーズンの阪神は楽しみが多くなった。
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